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スタッフの声

人生を結ぶ家 ゆいの希

Mマネージャー

Mマネージャー40代

職種看護師

「ゆいの希」が目指すその先に、
私たちの希望がある。

 私たちの仕事は、訪問看護師としてサービス付き高齢者向け住宅「ゆいの希」と、患者様のご自宅や在宅系施設に訪問し、療養生活のお手伝いや医療処置などを行っています。ゆいの希は、主に進行性がんなどの方を対象にしているので、患者様がご家族と安らかに過ごしていただくための緩和ケアということになります。
 ゆいの希は、一般的な病院での緩和ケアとは違い、患者様とご家族の暮らしに、いかに寄り添って支えるかということを大切にしています。私たちは、「終末期は単に悲しいだけのものではなく、豊かなものになりうる」という思いをこめて私たちは終末期を「結びの時間」と呼んでいます。

具体的にどのような看護を心がけていますか

 「ここでどのように過ごしたいか? 突き詰めれば、どのような最期を迎えたいのか?」をしっかりと理解し、患者様とご家族様の希望に寄り添うことです。そのためには“コミュニケーション”が最も大切だと思っています。「自宅にいるような気持ちで生活している」と感じていただけばと思っています。

働く環境はどうですか?

新しいコンセプトの施設ですので、新しい課題や発見があります。施設の運営には、看護師や介護職の意見を積極的に採用いただけるので「スタッフ全員で取り組んでいる」と実感しています。課題解決のためには、職員各自のスキルアップも必要な場合も出てきます。研修参加などへのバックアップ体制もしっかりしていると思います。

Aさん

Aさん40代

職種看護師

終末期の方と関わりたくて、病院から転職。

 私は他の病院で働いている中で、“終末期の方との関わり”の大切さを感じていました。自分の母を看取った経験もあり「終末期の人に関わりたい」と思って、「結びの時間」をうたっている「ゆいの希」に入職することにしました。「ここは亡くなる場所じゃない、最期まで生き抜く場所」と思い、「患者様とご家族様の暮らしを一緒に支えていけたら」と考えています。
 私はこれまで病院に勤めていましたので、訪問看護は初めての経験なんです。設備が整っている病院とは違うこともありますが、自分で模索しながら、先輩方に教えてもらいながら、看護に努めています。基本的には「病院であっても、在宅であっても、最期の時を大事に過ごしてもらいたい」という気持ちに変わりはありません。

自分のライフスタイルも含めて、働く環境はどうですか?

 ゆいの希のコンセプトに共感したことはもちろんですが、“私のライフスタイル”に理解いただけたことも入職した理由です。私にはずっと続けたい習い事がありまして、「趣味の時間も犠牲にすることなく続けてもらってもいい。上手く調整していきましょう」と言ってくださったのがうれしかったです。“自分に合った働き方”に向き合ってくれる職場だと思います。
 訪問看護は、看護師が一人で訪問して支援するので“やりがいのある仕事”だと思います。もちろん、他のスタッフとの連携もしっかりしているので、“一人で責任を負う”ということはないので、初めての方でも安心して働けると思います。

Iさん

Iさん50代

職種介護職

患者様に一人一人に、
丁寧にサービスできることが魅力です。

 「ゆいの希」は、主に進行性がんなどの方を対象とする施設です。患者の方が「病院ではなく、その人らしく、自宅のように過ごし、家族・友人とも時間を共有できる場所」を目的としており、「患者様とご家族様が、限りある時間を、安心してご一緒に共有いただく」ことをとても大切にしています。

一般的な介護と、ゆいの希の介護に違いはありますか?

 これまでの施設では、時間に追われる中で「次の援助、次の援助をしなければ」という流れ作業のような感じでした。ゆいの希では、優しさを重視していますので、本当にゆっくりとしたサービスができるのが凄く魅力だと思います。一人一人のケアに、時間をかけて、丁寧に「患者様により寄り添って、きめ細やかなサービスをしたい」という方には、やりがいのある施設だと思います。
 ゆいの希では、「患者様の援助を家族様にも手伝っていただく」ことも可能です。例えば、お食事ならひと匙でもご家族様が患者様に食べさせることができます。そういった時間を過ごすことで“最後の絆”がより深まるように感じています。
 「看取りは怖い」というイメージがあるかもしれませんが、心安らかに「人生を結ぶ」場にめぐり会えることも、素晴らしい体験の一つだと思います。

Tさん

Tさん50代

職種介護職

ご利用者様だけでなく、
ご家族様にとっても「大切な時間」を提供したい。

 「ゆいの希」では、一緒に入居されている “ご家族様との関わり”も大切にしています。患者様のケアはもちろんですが、ご家族様にとっても「結びの時間」を過ごしていただくことが重要なのです。旦那様が高齢の患者様だった場合は、一緒に暮らす奥様も高齢なので同じような配慮も必要です。
 他にも、ご家族様とのコミュニケーションには気を配っています。例えば、患者様が男性なら奥様、息子さんや娘さんでも、それぞれの意見が違ったりすることもあります。そんな時は「その人の気持ち立場になって説明する」ことを心がけています。

働く環境はどうですか?

 スタッフ全員の顔がみえる環境なので、コミュニケーションが良いですね。看護師さんとの連携も大切ですし、マネージャーへの相談・連絡もしやすい仕事環境だと思います。私たちスタッフは、それぞれの個性や得意分野を活かして「もっと良い施設にしたい」という気持ちを共有しています。
 他の施設にはない大きな特長として、お茶が楽しめる「ゆいカフェ」があります。患者様とご家族だけでなく、施設で働くスタッフも利用することができます。お茶のサービスで“利用者様の癒しのお手伝い”ができますし、私自身も癒されています。ある雨の日、ご利用者様と息子さんがカフェを利用されていたんです。会話に夢中になっている、という感じではないのですが、「二人の時間を凄く大切にされている」というのが伝わってきて、こちらも心が温まりました。

Kスーパーバイザー

Kスーパーバイザー40代

職種管理栄養士

他施設にはない
「食事のひととき、お茶のひととき」を。

 私は玉井病院に新卒で入職し、その後、新しく開設した「ゆいの希・ゆいカフェ」の立ち上げに参画しました。仕事内容は献立作成や発注など、基本的には病院と同じです。ゆいの希はがん終末期患者を主な対象とした入居施設です。何よりも大切にしていることが「食事を楽しんでもらう」ことです。

カフェでの食事に何か工夫をされましたか?

 ゆいの希には入居者様がご家族様やお友達とお茶や食事を楽しめるカフェがあります。カフェでは一般の方に向けては美味しくヘルシーな食事を提供し、ご希望をいただいた入居者様には「一般の方と同じ食事を食べやすく」して提供しています。「美味しかった」と入居者様に声かけてもらえることが嬉しいですね。利用者と直接コミュニケーションをとることが多いので、「接客することが好き」という方には向いていると思います。カフェはスタッフも利用できるので、仕事の癒しにもなっています。
 新しいコンセプトの施設で、企画していくことが多くて大変ですが、「スタッフみんなで頑張ろう!」という感じで、楽しく仕事に取り組んでいます。